2011年09月03日

「ヤン&エヴァ・シュヴァンクマイエル 〜映画とその周辺〜」 展

昼過ぎに起きて浅草橋へ行った後、久しぶりに美術展を観るために原宿へ。
ここ2〜3年、ほぼプロレス観戦&観戦記執筆以外の事をする余裕が無かったので、こういう場所に来るのはすごく久しぶり。
そんな久々の美術鑑賞に選んだのは「ヤン&エヴァ・シュヴァンクマイエル 〜映画とその周辺〜」 展
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名前くらいは知っていたものの、詳しい予備知識はゼロ。
よく使うアート系サイトの情報を見て、勘で選んでみた。
昔から美術展を選ぶ時は指名ではなく、直感頼みの事が多い。

ヤン・シュヴァンクマイエルはチェコのシュールレアリスト。
アニメーションや映像分野で有名な方だけれども、本展は造形やコラージュ、絵画が主だった。
エヴァ(故人)は彼の妻で芸術家。
展示はヤン・シュヴァンクマイエルの作品が主だけれども、後半でエヴァの作品を扱うコーナーもある。

最もインパクトがあったのは、入り口直ぐのところに並んでいたオブジェの数々。
貝や木から、鉱物や鋼管のような人工物、果ては動物の剥製までが組み合わされ、ちょっとグロテスクな雰囲気の造形作品達。
その中でも妙に艶めかしさを感じさせるものがあったり、シュールレアリズムといっても空想上の世界では無く、作家の肉体性に対する強い執着を感じた。

展示室を進んで行くにつれて、その肉体性とエロティシズムがよりはっきりと現れた作品が増えていった。
「移動式自慰マシーン」(スケッチ)なんていう、そのものズバリな作品があったり…。
他にも実際に触れる事が出来る「触覚の迷路」という作品群が出てくるのだが、人が触る手つきを観ていると妙に艶めかしい。
そんな展示をうら若き女性達がマジマジと鑑賞する一方、奥からは展示用VTRに入っている女性の嬌声が聞こえてくるという変態的空間(笑)

エログロをたっぷりと堪能した後に出てくる「妖怪」をテーマとした木版画やコラージュも面白かった。
前半の濃密なエゴと自我でお腹いっぱいになった後の口直し的な、淡く儚い非現実感が良い対比となっていたのかもしれない。

美術展に行くと作品を通して作家⇔外界⇔自分と様々な物に向き合う事が出来るのが面白い。
忘れていた感覚と想像力の大切さを、呼び起こしてもらえたかな。
1つのジャンルばかり観ていると感覚が偏ってしまうので、こうして様々なジャンルの表現から刺激を受ける方が自分の性には合うなぁと思う。

8月でリセットして時間がだいぶ自由に使えるようになった。
今後は少なくとも月イチでアート方面に触れる時間を作ろう。
posted by U1 at 21:27| Comment(0) | TrackBack(0) | アート