2013年07月14日

2013.07.14 アイスリボン462(新宿FACE大会) 第3試合

▽希月あおいvs真琴
2009年1月24日にアイスリボン道場マッチ第1弾のメインで行われて以来、実に4年半ぶりとなる二人のシングル。
久しぶりに古巣へ戻る真琴の心中は?

試合前に、まずは二人の歴史を紹介するVTR。
あおいと真琴がお互いについての想いを語る。

VTRが終わると、場内にはアリス十番「Fusion☆Girl」がかかり真琴が登場。
入場口で元気いっぱいに拳を突き上げてアピールし、2年ぶりのアイスリボンマットへ。
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続いて「Future Star」に乗ってあおいが入場。
客席から「あおい」との呼びかけに「よっしゃー」と返答。
あおいが握手を求めると、真琴は確かめるようにゆっくりと歩みを進めて握り返した。
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試合開始。
「まこちゃーん!!」と両手を振りながら満面の笑顔で逆コーナーへ呼びかける、あおい。
呆気にとられる真琴をよそに、もう一度握手を交わしてからロックアップ。
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あおいがロープまで押し込んで、ブレイク。
離れ際、からかうようにパシッと胸を叩き笑顔を見せる、あおい。
リング中央、今度は力比べ。
これもあおいが競り勝って手首を返し、そのままホイップ。
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コーナーへ座り込んだ真琴に、あおいはストンピング連打。
リストロックは真琴が切り返しに出るが、あおいもすぐに形勢逆転してフルネルソン。
これを真琴が取り返すと足を踏んで脱出し、首投げ。
真琴もヘッドシザースで返し、逆に投げて距離を取る。
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踏まれた足を気にする真琴。
リング中央、あおいがガットショット。
連続でフライングメイヤーに行き、スリーパーからボディシザース。

真琴が髪を掴んで抵抗すると、あおいも同様にお返し。
足をフックしたまま反転させてフォール。カウント2。
あおい、一旦起こしてからテイクダウンして弓矢固め。
きっちり締め上げてからリリース。
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真琴が立ち上がると、あおいはエルボー。
反撃されれば、両腕で力こぶを作って余裕をアピール。
打ち合いでも優勢に立ってみせる。
あおい「2年間、何やってたんだー!」
真琴「えー、何言えばいいんだ…。
WNCをよろしくお願いします!」
噛み合ってない感じが、この二人っぽい。

さらにエルボー合戦が展開。
あおいはロープへ飛んでランニングフォアアームでダウンさせ、ガッツポーズ。

場外へ出た真琴を追いかけ、紙テープで首を絞めるあおい。
あおい「鬼ごっこだー!」
勝手に宣言すると、リングを挟んで追いかけっこ。
真琴の前に立っていたずらっぽく驚かせたと思えば、思い切り踏みつけてダウンさせたり、と翻弄。
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先にリングへ戻り、「場外!」とカウントを要求するもアイスリボンルールでは場外カウント無し。
自由奔放すぎるファイトで、場内をあおい色に染め上げる。

真琴がリングへ戻ると、今度はポニーテールの尻尾の部分で殴りつけるあおい。
コーナーへ振って「希月あおい、60キロ!」
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対角線上へ振られた真琴はフロントキックでお返し。
ショルダータックルでダウンさせると、先ほどの攻撃に触発されたか「真琴、60キロ!」プレスしてカバー。
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肩を上げたあおいを、キャメルクラッチに捕らえた真琴。
両ほっぺをつかみ、市ヶ谷時代を思い起こさせる「たこ焼きー!」。
佐藤淳一レフェリーも「たこ焼き、ギブアップ?」と気の利いた確認。
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真琴が技を解いた腕を取りに行くが、あおいは前転して振り切りクルックヘッドシザース。
ロープへ逃げた真琴を抱え上げ、リング中央でボディスラム。
セントーン2連発を落としてカバー。
キックアウトされるとコーナー前にセットして、今度はダイビングセントーン。
だが、真琴も何とか肩を上げて3カウントは許さない。
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ならばと旋回式ダイビングボディプレスを狙うあおいだったが、かわされて自爆。
真琴は串刺し攻撃を誘うと、跳ね上げてボディ蹴り。
フライングボディアタックからフォールに行くが、カウント2。
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四つん這いになったあおいの腹を蹴り上げる真琴。
あおいがロープへ飛ぶと、追いかけてスピアー。
リング中央、フォールを返されるとカベルナリアへ。
がっちりと両手をクロスさせて締め上げるが、ここはあおいがロープへ足をかけてブレイク。
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ダブルアームの体勢に入る真琴。
こらえられるとブレイジングチョップを入れてロープへ飛ぶが、あおい追いかけてエルボー。
ノーザンライトスープレックスホールドでフォールに行くもカウント2。
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あおい、再び旋回式ダイビングボディプレス。
今度はきれいに決まったが、3カウントならず。
真琴は不意を突いて三田さん固めでフォールを迫るが、カウント2。
ロープへ飛ぶと、今度はあおいがスモールパッケージホールド。
真琴も必死にキックアウトし、一進一退の攻防が続く。
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真琴、ガットショットで動きを止めダブルアームスープレックスホールド。
これも決め手にはならず、コーナートップへ上がる。
すると、エプロンへ出たあおいが飛び上がってジャンピングラリアット。
マットに落ちた真琴めがけ、さらにダイビングラリアットを叩き込む。
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残り時間1分を切る中、真琴がスピアーを炸裂させるがフォールならず。
あおいがバックを取ってクロスアームジャーマンを狙うと、真琴はロープを掴んで抵抗。
その体勢のままゴングが鳴らされ、時間切れ引き分けとなった。
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希月あおいvs真琴
(時間切れ引き分け)

悔しそうにマットを叩き、仰向けになる真琴。
対照的なほどの笑顔で近づいたあおいは握手を求め、手を引いて抱き寄せる。
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礼を言うように頭を下げる真琴。
あおいは手を取ると、二人で四方に向けてアピール。
最後はチョップを入れて突き放し、笑顔で去って行った。
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▽第4試合終了後
第4試合で朱里を撃破した志田が、8/25アイスリボン後楽園ホール大会で自身のカードとなる8人タッグのメンバーを発表。
そして、最後の1枠にその様子を会場隅で聞いていた真琴を指名した。

志田「お前、あんだけワガママ言って、何のこのこアイスリボン戻ってきてんだよ?
お前、8月25日どうせ暇だろ?
私はお前がアイスリボンに戻ってきたことを許していない。
だから私の相手として後楽園に出ろ!
そうしたら私がぶっ潰してやる!」

困ったような表情を浮かべる真琴。
真琴「1つだけ……自分、まだ23です」
志田「今年24だろ?いいんだよ、そういう括りで!」
※8人タッグのテーマは25歳vs24歳
真琴「(客席に向けて)出てもいいですか〜?
出ます!」
アイスリボン新宿 第4試合終了後 真琴 01 アイスリボン新宿 第4試合終了後 真琴 02

志田に呼ばれ、エプロンへ。
真琴「自分も言っておきますけど、志田さんのこと大嫌いなんで」
志田「私はお前をぶっ潰す、お前は私を大嫌い、それでいいじゃないか!
真琴も後楽園大会出場決定!」
アイスリボン新宿 第4試合終了後 真琴 03 アイスリボン新宿 第4試合終了後 真琴 04

アイスリボン時代から続く志田との因縁が再燃。
8月後楽園大会にも真琴の参戦が決定した。


▽試合感想
このカードが決定した時から楽しみで、でもどうしようもなく複雑な想いがあった。
WWEへ行くためにとアイスリボンを飛び出した真琴。
あれから2年、WNCで王座戴冠こそしたものの当時描いた夢に近づいていると言い切る事は出来ない現状。
早すぎると思ったし、何でこのタイミングで?という想いは拭えなかったというのが正直なところだ。

ただ、あの当時アイスリボンを熱心に見ていた層とそうでないファンとの間では、今回の真琴参戦に対して捉え方が違ったようである。
何人かの(造詣が深い)女子プロレスファンから「全然問題ない」「面白そうだからいいんじゃないか」という意見を聞いたのも事実だった。
なのでタイミングの問題よりも、この試合を起点にどんなネクストが生まれるのかに期待するように気持ちを切り替えて観戦に臨む事にした。

さて、前置きが長くなったけれども、そろそろ本題の試合について述べよう。
これは、もうゴングが鳴った瞬間から完全に希月あおいワールドと言っても過言では無かった。

いきなり対戦相手の名前を呼びながら笑顔で手を振るという、他の選手には真似できないスタート。
小手先だけのトリッキーさや、型を破ってやろうという野心めいたエゴじゃない。
自分自身が楽しむための"ハッピー"と柔軟な発想に満ちあふれた、希月あおいならではのプロレス。
欠場前と似ているようで全然違う試合の組み立て方は、あおいが復帰してからの2年弱で自ら作り上げてきたもの。
それはこの2年間に真琴が対戦してきたどんな対戦相手よりも個性的で、それだけに厄介な相手だったのではないだろうか。

では、あおいが見せた成長に対して真琴が2年分の成長を見せられたかと言うと、そこまでは至らなかったように感じた。
例えば序盤のロックアップやリストの取り合いなど基本的な攻防では、普段から男子選手を相手にしている真琴が圧倒するのではないかと思っていた。

しかし、実際には細かい場面でも常にリードしていたのは、あおい。
エルボー合戦の時に叫んだ「2年間、何やってんだー」はけっこう本音だったんじゃないかと思ってしまうほど、真琴は序盤戦で抑え込まれてしまった印象が強い。

「希月あおい、60キロ!」が飛び出した中盤以降からは、真琴もアイスリボン時代に使っていたムーブを自然に使っていて、まるであの頃に戻ったかのような感覚だった。
試合自体も一進一退の攻防が続いて、白熱していたと思う。

ただ欲を言えば、昔を彷彿とさせる以上の"何か"が欲しかった。
というよりも自分が望んでいたのは、まさにその部分だったので懐かしさを覚える一方で、物足りなさを感じてしまった。
この試合を通して、ファンに"現在進行形の真琴"を刻み込む事が最も大切だと思っていたから。

真琴の戦い方にはアイスリボン時代から変化している部分がいくつもあるのだけど、それは気付く人は気付くような細かい部分も多くて。
今回は、希月あおいという個性の強さを前に、掻き消されてしまった感じがした。

試合を通して自分をもっと打ち出していく。
さらに言えば分かりやすく観客に伝える事が必要だというのが、この試合を通して見えた課題じゃないだろうか。

例えば、真琴の魅力の1つに、内に秘めた感情の激しさがあると思う。
自分自身、彼女に興味を持つようなったのは当時、無気力ファイターと呼ばれながらも追い込まれた時に体の奥から立ち上がる感情の力強さに心打たれたからなのだ。

だが、現在の真琴は試合運びが安定してきている分、昔よりもそうした感情が見えづらいなと思う事が時々ある。
技やテクニカルな面だけでなく、もっと真琴というレスラーの中にある喜怒哀楽を表現する事でこそ、より強い個性が形作られるんじゃないだろうか。
と、自分は考える。

思い入れがある分、試合を観る中で様々な思いが駆け巡った。
やはり、この二人にしかない歴史があって、その全てを見たわけでは無いけれど、自分にとってもすごく特別なものだという事を再認識した。

アイスリボン所属時代の真琴と希月あおいは、月と太陽。
お互いに無いものを補いながら、どこか相容れない存在だった。
二人には今でもそんな印象がある。
真琴にもあおいにも、それぞれの場所で、それぞれの輝きを見つけて欲しい。

2009年4月の希月あおい欠場からアイスリボンの大会数にして、実に394大会。
やっとリングの上で再会した二人の試合。
しっかりと、この目で見届ける事が出来て良かった。
真琴にとってはレスラー生活7年目最後の他団体参戦がアイスリボン、そして希月あおいという事にも、何か縁を感じてしまう。

けれど、これで終わりではない事もすでに決まっている。
8月アイスリボン後楽園で、真琴はまずWNCで成長した部分をしっかりファンの心に刻みつけなくてはならないと思う。

そして現在の女子プロレス界を背負うホープ達が集まる試合の中で、真琴というプロレスラーの"存在力"を見せて欲しいのです。
賛否両論ある中でアイスリボン参戦を決めた、その決断を意味あるものに変えるためにも。

8月前半、ホームリングでは地方巡業や大きなシングル連戦を通して様々な経験が出来るはず。
そこで得たものをアイスリボンでもぶつけて、元気な真琴の姿をファンに届けて欲しい。
SAY いっぱい ファイト!


▽売店ショット
今回はまず、対戦相手のあおいちゃんから。
さくら時代を知らない選手も増えている中、彼女がアイスリボンにいてくれる事の意義はとても大きいと思う。
これからもアイスリボンを明るくハッピーに照らす太陽でいてください。
アイスリボン新宿 売店ショット 希月あおい


そして、WNC売店の真琴。
売店ではものすごい行列で発売したばかりのポートレートが早速完売したほどだった。
そんなに歓迎してくれてるなら、試合でももっと声援を送って欲しいですが(苦笑)
この日はチケットのおまけで新作イメージDVDからのカットを使ったミニポートレート付きでしたよ。

2年ぶりのアイスリボン参戦、お疲れ様でした!!
アイスリボン新宿 売店ショット 真琴
posted by U1 at 15:59| Comment(0) | TrackBack(0) | プロレス観戦記
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